MacOSXのアプリケーションには「...について」というメニューがあり、これを選ぶとAboutパネルが表示される。
SimpleCapの例:
このクレジット表示をカスタマイズしよう。といっても大げさなものは不要でやりたいのはホームページへのハイパーリンクを追加するだけ。
どんな方法があるのか調べてみたところ、HTMLやRTFを使う方法と、カスタムビュー(パネル)を使う方法があるようだ。
ADC - Technical Note TN2179
Cocoaアプリケーションの「About」パネル作成
試しに Credits.html を作ってみた。
するとAboutパネルの一部にこのHTMLが表示されるようになった。リンクもきちんと働く。
ここでふと疑問。このHTMLはローカライズできるのだろうか。
試してみよう。ローカリゼーションを追加し EnglishとJapaneseの2つを用意した。Japaneseには「ホームページ」と日本語を表示するようにした。
実行すると Japaneseのローカリゼーションが利用された。ただ文字化けしている。
エンコーディングを UTF-16に変える。
文字化けが直った。
フォントが明朝体っぽい。fontタグを指定してみる。
<font face="Verdana">
ゴシックになった。HTMLでいろいろと表現を指定できるようだ。

次は RTF (Rich Text Format)を試してみる。標準のテキストエディット.app を使いフォントの種類とサイズを変えてみた。

忠実に表示された。

今度は画像を入れてみよう。画像を入れるとRTFでは駄目で RTFDを使うことになる。ファイル名は "Credits.rtfd" とした。

実行してみよう。ちゃんと出た。

リンクはどうか。

リンクも OK。

画像はともかく RTF でも HTML でも目的のことはできそうだ。RTFの場合、OSX標準のテキストエディット.appでWYSIWYGで編集できるのがメリットか。ただテキストエディット.appでハイパーリンクの作り方がわからなかったので(今回は Safariからドラッグ&ドロップした)、方法がなければリンクの扱いがちょっと面倒。(方法はありそうだが)。
なお RTFDについては zariganitosh さんが興味深い調査を紹介していた。
ザリガニが見ていた...。
添付書類付きリッチテキスト(.rtfd)の実態
なるほど。
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今のところ凝った事はいらないので今回は HTMLを採用することにした。