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2009年8月24日月曜日

Cocoaでサンプルコードを書く時のひな形の作り方

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サンプルプログラムのひな形の作り方の紹介。

初めて使うクラスの検証やちょっとした動作確認するときにこのひな形があると便利。

全部で 3step
1. 新規プロジェクト作成
2. クラス作成
3. InterfaceBuilderでインスタンス作成



1. 新規プロジェクト作成

Xcodeを立ち上げて新規プロジェクトを作成する。

"Cocoa Application" を選ぶ。

ここでは Sample という名前でプロジェクトを保存する。

プロジェクトが用意できた。



2. クラス作成

検証用コードを記述するクラスを1つ作成する。メニューから「新規ファイル...」を選ぶ。

"Objective-C class" を選択する。

名前は "AppController" とする。


AppController.m と AppController.h ファイルが作成される。

AppController.m を開き、メソッド awakeFromNib を実装する。Nib (Xib)ファイルが読み込まれた後、このメソッドが呼び出される。検証コードはたいていここへ記述する。



3. InterfaceBuilderでインスタンス作成

"MainMenu.xib" ファイルをダブルクリックする。



InterfaceBuilderが起動する。



Library で Object を選択し MainMenu.xib へ配置する。

配置された状態はこのようになる。

Inspector の "Object Identity"タブを開き、Classに "AppController" と入れる。

MainMenu.xib 上も表記が "App Controller" に変わる。

こうしておくとアプリ起動時に MainMenu.xib が読み込まれ AppControllerが自動的にインスタンス化される。



これで一通り終わり。ビルドして実行してみよう。


空のウィンドウが立ち上がる(それだけ)。


この後は非GUIの検証なら必要なコードを書いて結果を NSLog()を使ってデバッガコンソールへ吐き出すだけ。もし GUIが絡む検証なら InterfaceBuilderで GUIを設定し、AppControllerにアウトレットを追加したりする。

(おしまい)

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当ブログでサンプルプログラムを作るときはいつもこれを繰り返し行っている。
(コピーの使いまわしや自動化する方法もあるが、ボケ防止で毎回手でやってます...)